ロングでもショートでも顔回りの似合わせは、かなり慎重になります。全体的なシルエットだとショートの方が形がはっきりとわかるので、上手、下手がわかりやすいです。

ショートが上手い人は、カットが上手い？それは正しいと思いますか？では、ロングは簡単という事なのでしょうか？

形をつくる工程も、似合わせもショートが難しくロングは簡単です。

よってショートが上手い美容師はカットが上手いと言う事です。

ごまかしがきかないのでショートが上手い人はカットが上手だと思います。

ロングが簡単ということではないとは思いますがごまかしがきく…と言いますかコテで巻いたらどうにかなると考えてる方もいるのでは？とは思います

ただどちらも似合わせは必要なものだとは思うのでお客様似合うスタイルを作れる方は上手なんだと思います

ロングが簡単という訳でなくて、ショートの方が、カットの形による、上手い下手が顕著に出やすいので、ごまかしが効きにくいかと。

カットはショートの方が難しい？ロングは簡単ということですか？

答えはですねは、比較的カットに関してはロングはショート程難しくはないですね。

なので答えはイエスですね。

っていうのは、ロングはカットが全面的に出るって言うよりは、素材作りとかコンディショニング作りとか、あとはストレート技術パーマ技術セット技術、長い髪には、やっぱりカラーを綺麗に行うといったところから、カット技術以外の質感などの技術の方が前面に出てくるし重要になってきますね。

ロングでカットが主役になるような感じでもないかと思うんですよね。

ショートっていうのは基本カットの形っていうのが前面に出てきて、髪が短い分ヘアセットってそんなに難しくなかったり、パーマもそんなにダメージがない分ロングよりかけるのが難しくなかったとか、ヘアカラーも当然ロングよりは経年劣化してる部分が少ないので、かける事にそんなに問題がなかったりするので、割とカット以外の部分っていうのは行えるんじゃないかなと思います。

ショートは基本カットの技術がすごく大事で、それはその頭とか顔の形っていう部分に毛先を当てはめたりとか、形を当てはめたりする分、カットの形のコントロールがうまくないと似合って来ないというのがある。

そこはもうショートカットが上手いっていう事はカットが上手いといっても過言ではないと思うんですよね。っていう感じですね。まぁ、僕はそう思いますね笑

街中でこう見た時にカットが上手いとか下手って気がづくものでしょうか？

これはですね、答えはイエスで気がつきますよ！

やっぱり観てるんですね。

観ますよ、当然としか・・それは、もちろん、どういうのが上手くてどういうのが下手だって感じるのは人それぞれだと思うんですけど、上手いなぁ下手だなぁってそういう感覚を持って見るっていうのは、客観的にモノを見る視点がないと出来なくて、お客さんにヘアスタイルを作って、そのお客さんもやっぱり外でいろんな方に評価されるわけですよね。

そこに対して自分で上手いものを作ってるっていう認識がないとか、あっ、ちょっと失敗したかな？っていう仕事に対しての認識がなかったりするっていうのは、ある意味自分の仕事に対して自分が評価者であって、それを感じられないのは、自分が作ったヘアスタイルに対して評価をしてない事と一緒だと思います。

外歩いてても上手いなとか下手だなって思えないっていうのはそういう事だと思うんですよね。なので、それは気づいて当たり前の事というより当然の事なんだと思いますよ。

例えば外歩いてる人は美容師さんの手を離れて自分でセットするじゃないですか？それでもわかりますか・・？

一般の方が上手にセットできなてるなって感じたりするのは、やっぱり美容師の技術力があるんだと思いますよ。

一般の方が上手にセットできてない髪形っていうのは、個人個人でお客様のセット方法も違いますけど、その方に対して自分のものになってないセットを提供しちゃってる時点で、やっぱり下手だなっていうことになると思いますし、それは、もう見方は色々あるんだけど、やっぱり美容室から離れてどれだけその人が良い状態で外歩いてたりとか、生活の中で良い状態に見えるのか？っていうことを理解して仕事をしてるって意識があれば、う～ん、そこは、自然とすごく重要に感じてくる部分になるかとは思う。少なくとも僕はそういう意識で作ってます。

上手いより下手の方が気が付きやすいのですか？

まぁ、どっちもですよね。極端に下手だとか極端に上手いとかの方がわかりやすいモノサシになりますよね。

でもなんかそのギリギリのところも面白かったりするんですよね笑

例えば上手いものと下手なものって見る人によっては、下手なのものが刺激的に見えて上手いなって思う人もいるし、すごく上手なのを見ても上手すぎて作りこみ過ぎだから下手って思う人もいると思うし、ナチュラルに馴染んでいて、上手いとか下手っていう感じじゃなくて凄く普通っていうのもあると思うんだけど、でも、それはそれで上手いっていう事だと思うんですよ。

その人のヘアスタイルだけを見るんじゃなくて、ファッションとか、その人物自体の個性ってあるじゃないですか？

それに対してちゃんと合っていると、その人がナチュラルになると思うんで、そこが上手く出来ている髪形を見ると上手いなって思ったりしますよね。

つまり似合ってるのが一番大事なんですね！

ヘアスタイルが例えば奇抜であっても凄くナチュラルであろうと、違和感があろうがその違和感がファッションに合っていれば凄くいいなって思いますし、ナチュラルが、普通なんだけど、普通でも素敵に見える方っていらっしゃるんで、そういう人を見るとやっぱり素敵だと思う事があるし、それは、その人に調和してるって事なんです。

そこは、正直髪型だけでは最終的な上手い下手とは言えないかもしれないですね。

ただ髪型から技術力っていうのは感じる部分ってやっぱりあるから、そこで言うと技術がありそうな髪形だなとか技術力が無さそうな髪形だなって思ったりする事は当然あります。

だけど最終的にその人に似合ってる似合ってないってなるのは、技術力だけで測れないので、その人にこういう髪型を提供するっていうその美容師の選択するセンスだったりも含めて良い悪いは出てくるとは思いますよね。

そうなってくると一番良く見えるのってなんだと思いますか？

失敗して傷んでるとかそういうのはやっぱり誰が見てもあまり良くないですね。なので、ダメージには配慮する事が大事だと思いますね。